１．夜間救急で働く魅力

まず多くの人と交流がもて世界が広がることです。多くの先生の診療の進め方やインフォームドのやり方など、夜間救急で働くことで自分の診療の幅、知識が広がります。
また日常の臨床現場であまり経験することのない救急診療を経験できます。基本的に来院される方は初診の方がほとんどなので、患者の情報は限られています（持病やその治療方針、治療内容などは、オーナー様が覚えている範囲でしか得られない）。その状況下で今何をしなければならないのか、何を優先するべきなのかを的確に判断し行動にうつしていく必要があります。
救急の現場はその場その場での的確な判断が要求されるので、救急でない現場でもこの経験は生かされると思います。

２．夜間救急で得られた経験

夜間救急の経験で得られたものは度胸だと思います。それと決断力。
救急は多くの場合時間的な猶予を与えてもらえません。自分が迷っていると最悪の事態になるかもしれない。そんな緊迫した状況で働くことによって、最優先でやらなければならないことは何か。これらの経験は今後の臨床現場でどのような立場になろうとも必ず役に立つものだと思います。

３．夜間救急勤務に興味がある獣医師へのメッセージ

救急の現場はリスクがあります。
助けられない命もあります。しかしその経験がその後の臨床医としての成長に必ず繋がります。
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