ひがし東京夜間救急動物医療センター

開業したOBからのメッセージ

羽根木動物病院     
院長 有井 良貴

https://hah.jp/

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1.夜間救急で働く魅力

求人情報 ひがし夜間救急動物医療センターの画像077 夜間救急で働き始めたきっかけは自分の診療技術を向上したいと思ったことがきっかけです。
日中に企業病院で分院長として勤務していたため、当時の病院では直接上に指導してくれる先生はおりませんでしたし、近場に相談しあえるような同期の先生もいなかったため、この環境をすこしでも変えたいと思い、ひがし東京夜間救急医療センターでの勤務を週1日ではじめました。
夜間救急医療センターで働く魅力はいろいろな先生方に知り合えたことで、自分の診療技術の幅や考え方が広がったことです。
また一般的な診療とプロセスが異なることも刺激になりました。

2.夜間救急で得られた経験

求人情報 ひがし夜間救急動物医療センターの画像078 電話対応ひとつとってもやはり緊急性の高い患者さんが多く、迅速性が要求されることが多かったです。通常の診察では「受診票記入→問診→身体検査→その他検査」の流れで、基本的には自分は問診や身体検査に時間をかける診療が多いのですが、夜間救急では、「受診票記入をしてもらいながら問診する」、「問診しながら身体検査を行う」、「まず先に血液検査やレントゲン検査などを行う」といった特殊な診察のプロセスを経験しました。
また通常の診察では費用的な問題も考え検査をなるべく絞りながら疾患を診断していくことが多かったのですが、夜間救急では問診だけでは情報が少ないことが多く、診断の遅れが死に直結することもあり、基本的には検査を幅広くルーチンに行うようになりました。
このことで、自分が予想していなかった状態であったり、基礎疾患が別に隠れているようなことも多かったり、その後の自分の診療の方向性に大きく影響をうけました。

3.夜間救急勤務に興味がある獣医師へのメッセージ

求人情報 ひがし夜間救急動物医療センターの画像079 日勤ではそこまで多くない肺水腫の患者ひとつとっても、夜間救急では頻繁に来院されます。初診で、焦っていたりパニックになっているオーナー様を相手に、簡潔に状況をお話しし理解していただく。問診で得られる限られた情報と、現場で得られる情報をまとめ、患者に最適な治療を選択し、改善に結びつける。そのような環境に慣れると、日勤の心疾患の患者の治療にも活かすことができました。
自分のように日勤をしながら週に何日か夜間救急で勤務をするというのも非常におもしろく、勉強になり、また違った自分の獣医療を構築できると思います。